水落遺跡(ミズオチイセキ)

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時の支配の確立を目指して建設された水時計

この建物跡は、斉明女帝の息子である中大兄皇子によって建てられた、日本最初の水時計である漏刻の遺構です。自然石で構成された3~4段の正方形の基壇があり、その周囲には濠状の溝が巡らされています。基壇の上にはかつて楼閣が建っていたと推測されています。基壇の中央には漆塗りの箱が据えられ、そこに水を集めるための渠や銅管が見つかっており、これらが漏刻と漏刻台であると考えられます。この漏刻は民衆に時間を知らせるために使用されました。斉明女帝の政治姿勢として、時間の管理と人々の統制が窺われます。

水落遺跡

斉明天皇6年の時、皇太子であった中大兄皇子によって建設されたとされる「漏刻」台の遺跡であると推定されています。この「漏刻」台が築かれた背景には、当時の中国の政治理念に基づく「時の支配」の考え方が存在したと考えられています。出土した土器の検討から、この建造物は650年から660年代の間に建設され、その後廃絶したと推定されています。

information
住所:奈良県高市郡明日香村飛鳥
アクセス:近鉄「橿原神宮前」駅東口または「飛鳥」駅より奈良交通明日香周遊バス乗車。「飛鳥」下車3分。
駐車場:あすか夢の楽市駐車場からすぐ
電話番号:0744-54-2001 (明日香村総合政策課)

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