深い意味合いを持つ、飛鳥時代の石造物
橘寺境内にある、高さ1m、長さ85cm、幅52cmの花崗岩の表裏に善悪2つの顔の彫刻をもつ石造物。
明日香村には飛鳥時代の石造物が多数存在しますが、中でも深い意味合いを持つ「二面石(にめんせき)」はぜひ見ておきたいスポットの1つです。橘寺の境内に存在する人の顔をした石造物で、善面と悪面2つの顔をもちます。左右で人間の善悪を顔に現した石造物といわれていますが、身に起こった出来事は自身の考え方・意識ひとつで、良くも悪くも「心のもち方」であることが書かれています。
二面石(にめんせき)
<二面石にまつわる、ちょこっと話し>
あの漫画界の巨匠、手塚治虫氏作の『三つ目がとおる』に登場します。『酒船石奇談』という短編に、酒船石とともに重要なモチーフとして登場しているのですが、かなりユニークな解釈で書かれています。とても興味深いですね。
information |
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住所:奈良県高市郡明日香村橘532 (橘寺 境内) |
TEL:0744-54-2026(橘寺) |
見学料:橘寺の入山料が必要 |
駐車場:あり (無料:橘寺への拝観の方のみ) |
見学時間:9:00~17:00 (橘寺への入山時間) |
※一般社団法人 飛鳥観光協会「明日香村観光ポータルサイト 旅する明日香ネット」より一部引用